印鑑の重要性
ハンコは、いわばあなたの「分身」となるもの。
あなたのハンコを押す、ということは、その書類の内容を、
”あなたが認めた”ことになるのです。
あとで後悔しても一度ハンコを押してしまうと取り消すことができません。
特に実印は、人生の節目(ふしめ)となるような、重要な契約時に押すことが多く、
一歩間違うと、あなたの大切な財産をすべて失ってしまう、なんてことになりかねません。
このため実印を押すときには、必ずその書類の内容にしっかりと目を通し、
よく理解し納得したうえで、ハンコを押すようにしましょう。
自分で目も通さず、その内容を確認していないような書類に対しては、
絶対にハンコを押してはいけません。
また、特に実印や銀行印といった登録印は、偽造・悪用されると
大きな金銭的被害を被ることが多くあります。
そのため、実印や銀行印は、紛失や盗難に遭わないように、
特に注意して保管するように心掛けてください。
特に近年、紛失や印影の漏洩から実印や銀行印が偽造・悪用に結びつく
事件が頻繁に起こっていますので、紛失はもちろんのこと、
ハンコの印影が他人に漏洩しないようにする、これも徹底してご注意してください。
また偽造を防ぐため、実印や銀行印などの登録印は、
必要最低限の書類のみに押印することを厳守してください。
印影の漏洩を防ぐためには、このことをどうかご徹底ください。
稀に、銀行印を認め印として兼用している方がいらっしゃいますが、
これはあなたの大切な金銭を管理する、重要な銀行印の印影を、たくさんの第三者の
目に触れさせることになり、銀行印の偽造の観点から、あなたの財産を失う事件に
巻き込まれる危険性があるため、絶対にやめましょう。
もちろん、自分の分身といえる実印についても同様ですので、
実印をなつ印するのは必要な書類のみとし、決してむやみに押してはいけません。